ブログを書いてみよう! ギャルの姿をしたヒーロー
誰かに読んでもらいたいコトとは!?
何か有益な情報を私は提供できるのか!?
何もないのではないだろうか?? 自分の人生を振り返るようで、恐怖を味わうことになるとは思いもしませんでした。
そこで、有益な情報などとは、おこがましい!
私はいつも誰かに助けてもらっているのだから、助けてもらったこと、世の中こんなにも助けてくれる人はいるのだ!
ということを、忘れないためにも書いていこうと思います。
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何年も前の話ですが、久しぶりに有休をとった平日に、地下鉄で買い物に出かけた日のこと。
ほくほくに買い物をして、お昼を食べて、あぁー幸せと満足した昼過ぎに、さぁ帰ろうと駅で電車を待っていました。
平日でしたので、ホームの人はまばらで、ドアに2人ほど待っている程度でした。
私は、階段を下りてきてすぐの白線の前で待っていたところへ、階段から2人ギャルがおしゃべりしながら降りてきました。
ピンヒール、ミニスカート、まつ毛もばっちりです! 全力で若さを満喫!
若いというのは、本当にエネルギーに満ちてるなーと、ぼんやりしていたとき、二つ隣の壁沿いに立っていた女性が、急に泣き出して、しゃがみこんでしまいました。
どこかに電話をしていましたが、しゃくりあげていて、何を話しているかはわかりませんでした。ただ、心配にはなりましたが、電話相手とのトラブルかなと思い、余計なおせっかいはしないでおこうと、スマホを見ていました。
すると、先ほどのギャルの一人が、「えちきょーのとこ行ってくるわー!!」と、ピンヒールで階段を駆け上がっていきます。
マジで!? その靴で階段ダッシュできるの!?
と思っている間に、驚くスピードで走って上がっていきました。
もう一人が、泣いていた女性のそばで、「わたしもよくなるで、とりあえず座りなー」と抱え上げるようにして椅子に座らせていました。
女性とはいえ大人を抱え上げる力が、その細い腕にあるんか!?
驚きの追い打ちです。
ギャルに連れられてきた駅長と、もどってきたギャルの話では、女性は貧血で座り込んでしまい、お漏らしをしてしまったようで、パニックのあまり、泣きながら知り合いに電話をしていたようでした。
ギャル二人以外の乗客は、私を含めて誰も声をかけようとせず、きっと電話で喧嘩でもしているのだろうと、思うだけで、助ける、事情を聴いてみるという手を差し伸べることなく、ただ傍観しているだけでした。
その中で、二人は何も臆することなく、困っている女性に手を差し伸べ、助けるという行動をおこしていました。
彼女たちは、個人のプライベートがどうとか、余計なお世話とか、思ってもいないでしょう。そこに困っていそうな人がいたから声をかけた。本当に困っていたから助けた。
ただ、それだけ。
人を見かけで判断しないとは、よく言ったものです。自分が恥ずかしくなるような時間でした。
誰かを助けるという瞬間には、大した理由はいりません。困っていそう、だから声をかけた。ほんとにそれだけでいいのですね。
結構ですと言われれば、それでだけです。
きっと、ギャルたちは、今日も誰かを助け、助けられているのでしょう。
それ以来、私も助けてほしいときは、素直に助けてもらおう、声をかけてみようと思って暮らしているところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
つたない文章でお恥ずかしいですが、少しでも、ギャルの姿をしたヒーローの優しさが伝われば幸いです。
ていら